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zoom RSS きりさんしょは、切り山椒。

<<   作成日時 : 2010/02/12 21:50   >>

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「わらじみたいな茶色い餅菓子で胡桃が入ってんの、
なに〜づ〜け?」と姉が電話をかけてきた。
「きりさんしょ」がと言うと。
「ゆべし」でながった〜という。
これって名と実体が、土地や店によって、
ごっちゃになっているような気がする。
じゃあと、あれこれ調べてみたら、こんなことだった。
画像

「ゆべし」は漢字で「柚餅子」。
柚子が自生する地方(福島が北限らしい)で
香を楽しむ菓子であるとされる。
蒸した餅米・砂糖・味噌などを詰めたもの、
餅粉を味噌や砂糖・柚子を混ぜ練って羊羹状に固めたもの、
竹の皮に塗り付けたものなどなど、
同名異種・類似菓子が全国に多種ある。
なぜか岩手にもあるから困った。
南三陸地方の「なると型」が有名で、
ユズの代わりに胡椒・シナモン・丁字などの
香辛料を用いるのだという。
岩手の「ゆべし」は、ばちモンだったのだ。


さらに盛岡や県北には「ゆべし」はなかったと思われるが、
現在の「ゆべし」と称されるお菓子は、
「きりせんしょ(きりさんしょ)」という
由緒正しいこびりとほとんど混同されているようだ。
私のくいもん虎の巻である「岩手の食事」にはこうあった。
画像

きりせんしょ(きりさんしょ)春のこびり
主に桃の節句につくる菓子。
米粉に黒砂糖と醤油を加えてしとね(こね?)、
中に黒砂糖とクルミをいれ
模様をつけて蒸しあげたもの。
切り刻んだ山椒で香りをとった水を使い
粉を練ったところから「切り山椒」と呼ばれ
なまって「きりせんしょ」になった。

レシピはこう。
@うるち米1升にもち米3合をよく混ぜあわせる。
Aおわん6杯ほどの熱湯をそそぎ太く長い箸でかき混ぜる。
B周りに粉が少し残り、しっとりしてきたら、両手で気合を入れてしとねる(こねる)。
 目安は、耳たぶの固さ。これが口当たりのよさを決定づける。
C15個ぐらいに切り分け棒状に伸ばし、縦に長くくぼみを設け
 そこに小さじ1杯ほどの黒砂糖を入れ閉じる。
D合わせ目でない方を木型に入れ成型する。
Eせいろで15分ほど熱いうちにごまを振りかける。
●熱湯に醤油を入れたり、黒砂糖以外に刻んだ胡桃を入れたり、
その土地や店によってオリジナリティを出している。

宮古でもう『ゆべし』も「きりさんしょ」とごっちゃごちゃになっている。
えらそーにウンチクをおーべーだふりこして話していたら
「なんだかそれもつがうよーたーよ」といわれた。
う〜ん、みやごのこびりは深いなあ・・・・

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして、きりせんしょ(きりさんしょ)
東京の和菓子屋に嫁いでからず〜〜〜っと思ってました。
やっぱり有るんだと嬉しくなって書き込みしてします。

クルミと黒砂糖の入った米粉生地の固くなる団子をお店のメニューに取り入れてます。http://www.facebook.com/hisako.hosaka1

何時かは、府中名物にしたいと思ってるんですけど〜〜〜

「きりせんしょ ひゆうず きりさんしょ ぶちょうほう饅頭 経木饅頭」

岩手の人教えて下さい、


府中小町
2012/04/13 10:26

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